LINE公式アカウントのKPIは何を追うべきか?成果につなげる指標設定と改善策
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LINE運用
LINE公式アカウントは、管理画面上で友だち追加数やブロック数、ユーザーの属性や流入経路などを分析することができます。
LINE公式アカウントを運用していくなかで、見込み顧客の育成や、来店・購入促進につなげていくために、必ずチェックしておきたいツールです。
この記事では、LINE公式アカウントの分析機能や確認するべきデータ項目について詳しく解説しています。
LINE公式アカウントをより効果的に運用したい方は、最後までご一読ください。
Contents
LINE公式アカウントの分析機能とは、管理画面上でメッセージ配信数、友だち追加数、プロフィール閲覧数、予約経由など、自社のLINEアカウントの統計情報をグラフや数値で確認できる機能です。
自社のLINE公式アカウントにおける運用状況を適切に把握するために欠かせないツールであり、データを分析できるようになることで、セグメントにあわせてメッセージ配信の内容を変更したり、配布したクーポンの内容を見直したりと施策を改善し、来店・購入促進などに役立てられます。
まずは、LINE公式アカウントの管理画面には、どのような分析項目があるのかを詳しく見ていきましょう。
ダッシュボードでは、メッセージ通数、友だち、チャットの数値を確認できます。
分析画面は、比較・グラフ・リストの3つで構成されています。
主要なデータの動きを1つの画面で確認したいときに、ダッシュボードが役立ちます。
日にちを指定して、データをCSV形式ファイルでダウンロードすることも可能です。
分析の友だちでは、以下3つのデータ推移を確認できます。
概要と属性のデータはダウンロードも可能です。
追加経由では、友だち追加およびブロックの経路が確認できます。ただし、友だち追加経路で作成した経路の場合、日々20人以上の友だち追加がないとグラフは表示されません。
友だち追加の流入経路などを分析するときは、以下の記事をご覧ください。
プロフィールでは、公式アカウントのプロフィールが表示された回数(ページビュー)や、表示したユーザー数(ユニークユーザー)の確認ができます。
さらにユーザーレビューの対象であれば、ユーザーからのレビュー数や平均スコアなどについても確認できます。
メッセージ配信では、メッセージの配信数、開封率、コンバージョン率などに関する統計情報をグラフ形式で確認できます。
なお、各メッセージのグラフは、配信直後から24時間は約30分刻みで更新され、それ以降は1日ごとの更新になります。
クーポンの分析画面では、クーポン利用状況における統計情報を確認できます。
クーポンを選択すると以下の詳細データが表示されます。
クーポンの詳細データは、ダウンロードすることも可能です。
予約サービスと連携しているLINE公式アカウントであれば、管理画面からLINE経由での店舗の予約数・来店数などが確認できます。
該当日の予約やキャンセル件数に関する数値はもちろん、LINEを経由した予約数や今後の来店予定数についてもあわせて確認することも可能です。
ただし、ユーザーがLINE公式アカウント以外で予約やキャンセルをした場合は、反映されません。
チャットの分析画面では、使用した「手動応答」および「自動応答」のメッセージ総数の確認ができます。
手動応答とは手動で返答したメッセージであり、自動応答とはあらかじめ設定した応答メッセージで返答したメッセージです。
LINE公式アカウントは多数の分析機能を有していることから、どの項目を重視して分析するべきか迷ってしまう方も少なくないでしょう。
そこでLINE公式アカウントを効率的に運用する際に、特にチェックしておきたい3つのデータ項目をお伝えします。
メッセージ配信の効果を分析するためには、開封率とクリック率を確認しましょう。
分析画面のメッセージ配信の項目から確認できます。
開封率とクリック率のデータを見るときは、メッセージ配信の分析画面で「表示項目設定」から開封率とクリック率にチェックを入れましょう。
開封率やクリック率が低いメッセージ配信を続けても、来店や購入にはつながりません。そのため、開封率やクリック率が低下していないかを小まめに確認し、著しく下がっている場合は原因を突き止めて対策を取ることが重要です。
一方で開封率が高いメッセージがあれば、傾向を掴むことができます。さらにユーザー属性などを把握することで、ユーザーに最適なメッセージ配信ができるようになるでしょう。
分析画面の友だちから「友だち追加数」と「ブロック数」の推移を確認できます。
施策をおこなった際に、友だちがどの程度増えたのかを測ることができます。
施策の費用対効果を分析できるため、次の施策立案に活かすことが可能です。
またブロック数を確認することで、友だち追加からブロックに至るまでの顧客行動を分析することができます。
たとえば「クーポン欲しさに友だち追加したものの、クーポンを受け取ったらすぐにブロックする」というようなケースが多発していれば、友だち追加数が増加しても売上の拡大にはつながらないでしょう。
ブロックを回避するためには、友だち属性の把握に注力することがおすすめです。属性を知ることで、ユーザーにとってメリットのあるメッセージを打ち出しやすくなります。
ユーザーは、どのような情報を求めているのかを追求し、関心や興味を持ってもらいやすい情報を発信するように心がけましょう。
「受信メッセージ配信数」と「送信メッセージ数」は、ダッシュボードから確認できます。
推移を確認することで、ユーザーとのコミュニケーションを視覚化できます。
受信メッセージ数と送信メッセージ数の推移は、LINE公式アカウントを日頃どのように運用しているかで解釈が変わってきます。
たとえばユーザーとの購入前のやり取りが購入確率を高め、顧客満足度の向上につながっている事例も珍しくありません。
LINE公式アカウントを活用して積極的にユーザーと接点を持つことで、競合他社よりもリードを取ることも可能でしょう。
今回は、LINE公式アカウントの管理画面の分析機能や、運用するときに見るべき項目について紹介しました。
LINE公式アカウントを円滑に運用するためには、重視すべき分析項目を押さえておくことが重要です。特に、友だちの追加数やメッセージの開封率の推移を把握して、施策の改善などPDCAを回していきましょう。
分析機能の活用により、アカウントに対する友だちの反応を可視化でき、その後のマーケティングや売り上げ拡大へとつなげられます。
今回紹介した内容を参考に、LINE公式アカウントの分析機能を活用していきましょう。
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