LINE公式アカウントの料金プランを徹底解説!無料から有料プランまで最適な選び方

更新日:

Category:LINE公式アカウント

Author image

久野 慎平

FacebookXLinkedIn
595d3136c1abc1d752a406d7ddaf4756

LINE公式アカウントの導入を検討している、または現在の料金プランからの移行を考えている企業のマーケティング担当者の皆さま、こんな疑問はありませんか?

  • 「LINE公式アカウントって無料で使えるの?」
  • 「有料プランは月々いくらくらいかかるんだろう?」
  • 「メッセージを送れば送るほど高くなるって本当?」
  • 「結局、どのプランが自分のビジネスに合っているのか分からない…」
  • 「費用対効果ってどう考えればいいの?」

この記事では、LINE公式アカウントの料金プランについて初心者の方にも分かりやすく解説します。無料プランと有料プランの違い、メッセージ通数による料金変動の仕組み、そしてあなたのビジネスに最適なプランを見つけるためのヒントをご紹介します。

LINE公式アカウントの料金プラン

LINE公式アカウントには、主に3つの料金プランがあります。※2023年6月1日に改定

  • コミュニケーションプラン(無料)
  • ライトプラン(有料)
  • スタンダードプラン(有料)

料金プランごとの月額費用や無料で送れるメッセージの通数は以下の通りです。

プラン名月額費用※無料メッセージ通数追加メッセージ通数
コミュニケーションプラン0円200通不可
ライトプラン5,000円5,000通不可
スタンダードプラン15,000円30,000通従量課金
※税抜き価格です。
※参照:LINE公式アカウント 料金プラン|LINEヤフー for Business

LINE公式アカウントの料金は、どの料金プランを選択しても初期費用は無料です。各プランごとに設定された「無料メッセージ通数」を超えるとプランアップが必要となります。

メッセージ通数による料金変動の仕組み(従量課金)

各プラン無料メッセージ通数の範囲内であれば、月額費用内でメッセージ配信を利用可能です。スタンダードプランでは、月30,000通を超えた場合の追加メッセージは「従量課金」となります。

1通あたりの配信費用は最大3円で、メッセージをたくさん送るほど1通あたりの単価は安くなります(例:〜5万通までは3円/通、〜10万通までは2.8円/通)。

追加メッセージの料金テーブルは以下の通りです。

image4
引用:LINE公式サイト「スタンダードプラン追加メッセージ料金テーブル

課金対象としてカウントされるメッセージ、されないメッセージ

LINE公式アカウントで配信されるすべてのメッセージが課金対象となるわけではありません。メッセージ通数にカウントされないメッセージを有効活用しコスト効率よく、ユーザーにアプローチすることが重要です。

メッセージとしてカウントされる(課金対象)メッセージとしてカウントされない(無料)
・メッセージ配信(絞り込み配信)
・ステップ配信
・LINEチャットのメッセージ
・応答メッセージ
・あいさつメッセージ
・LINEVOOMの投稿・コメント

また、LINE公式アカウントでは「1回の配信につき最大3つの吹きだしが、1メッセージ」としてカウント」されます。

無料プランと有料プランの機能の違い

LINE公式アカウントの無料プラン(コミュニケーションプラン)と有料プラン(ライトプラン・スタンダードプラン)に機能面の違いはありません。基本的な機能はすべてのプランで共通して利用できます。

そのため、まずはコストをかけずにLINE公式アカウントを試すため、無料プランから初めてみるのがおすすめです。

関連記事 LINE公式アカウントの無料プランでできることとは?有料プランとの違いも解説
LINE公式アカウントの無料プランでできることとは?有料プランとの違いも解説

LINE公式アカウントの追加機能・有料オプションとその費用

LINE公式アカウントは基本機能だけでも十分に活用できますが、さらに効果を高めるための有料オプションや外部連携ツールも存在します。

プレミアムID

LINE公式アカウント開設時に自動で付与されるランダムな文字列の「ベーシックID」に対し、企業名やブランド名など、希望の文字列をIDとして設定できるオプションです。費用は月額100円(税別)または年額1,200円(税別)です。IDが覚えやすくなることで、ユーザーが検索しやすくなり、友だち追加の促進や自社のブランディング強化にも繋がります。

関連記事 LINE公式アカウントのプレミアムIDとは?取得するメリットや料金について徹底解説
LINE公式アカウントのプレミアムIDとは?取得するメリットや料金について徹底解説

友だち追加広告(CPF広告)

LINEのトーク画面やLINE NEWS、LINE VOOMなどの広告枠に、友だち追加を促す広告を配信できる機能です。効率的に友だちを増やしたい場合に有効であり、エリア、年齢、性別、興味などでターゲットを絞り込んで配信できるため、費用対効果の高い友だち獲得が期待できます。

LINEで予約

LINE上で飲食店や美容院などの予約を受け付けられる機能です。基本的な手数料は無料であり、ユーザーはLINEアプリから手軽に予約できるため、予約の機会損失を減らし、集客効果を高めます。店舗側の業務負担軽減にも繋がるメリットがあります。

チャットProオプション

LINE公式アカウントのチャット機能を強化するオプションです。月額3,000円(税別)で利用でき、チャット履歴の保存期間が6ヶ月から5年間に延長され、履歴のバックアップ(ダウンロード)も可能になります。

関連記事 【新機能】LINE公式アカウントのチャットProオプションとは?無料範囲の仕様変更についても解説
【新機能】LINE公式アカウントのチャットProオプションとは?無料範囲の仕様変更についても解説

外部連携ツールや運用代行の費用

LINE公式アカウントは単体でもマーケティングに利用可能ですが、さらに機能を拡張したい場合は外部ツールの導入や外部に運用を任せたい場合は、運用代行を検討することがあります。

  • Messaging API連携ツール: LINE公式アカウントの機能をより高度に自動化したり、CRM(顧客管理システム)と連携したりするために、外部のMessaging APIツールを導入する場合があります。これらのツールには月額利用料が発生します。
  • クリエイティブ制作費: リッチメニューやリッチメッセージ、動画などのクリエイティブ制作を外部に依頼する場合は、その費用が発生します。
  • 運用代行費用: 社内にリソースがない場合、LINE公式アカウントの運用を専門業者に委託する費用がかかります。

これらの費用は、LINE公式アカウントの基本料金とは別に発生するため、予算計画を立てる際には含めておく必要があります。

最適な料金プランの選び方とシミュレーション

どの料金プランが適切かを知るために、選び方を紹介いたします。

プランの選び方:友だち数とメッセージ配信頻度で考える

LINE公式アカウントの料金プランを選ぶ際は、1ヶ月に送るメッセージ通数で考えることができます。

LINE公式アカウントのメッセージ通数は、「友だち数」×「月に送るメッセージの回数」で概算できます。

例:友だちが500人いて、月に2回全体メッセージを送る場合
500人 × 2回 = 1,000通/月

料金シミュレーション例(友だち数別、配信頻度別)

また、LINE公式アカウントからのメッセージ配信頻度は、週に1回、月に4回程度が適切とされています。そこで、今回は月4回メッセージ配信することを前提にシミュレーションをします。

以下のシミュレーションは、友だち全員にメッセージを配信する場合の目安です。ここでいう「友だち数」は、ブロック中や属性不明のユーザーを除いた、実際にメッセージが届く「ターゲットリーチ」数を指します。

友だち数月間メッセージ通数合計推奨料金プラン年間費用
0~50人200通コミュニケーションプラン0円
51~1,250人2,000通ライトプラン60,000円
1251~7,500人4,000通スタンダードプラン180,000円
100,000人400,000通スタンダードプラン+追加メッセージ180,000円+追加料金(例:959,000円/月、年間11,508,000円)
1,000,000人4,000,000通スタンダードプラン+追加メッセージ180,000円+追加料金(例:6,136,000円/月、年間73,632,000円)

コミュニケーションプラン(無料プラン)では、月間200通までメッセージを無料で配信できます。利用用途が「主にチャット機能を使用し顧客とのやりとりに利用する。」「LINE公式アカウントを試験的に試してみたい。」というユーザーにおすすめです。

また、「販促や集客のために活用したい」「毎月200通以上メッセージを一斉配信する」というユーザーは、ライトプランやスタンダードプランなどの有料プランの利用がおすすめです。

LINE公式アカウントのコストを抑え、費用対効果を最大化する方法

LINE公式アカウントの料金は、ただの「コスト」ではなく「投資」と考えるべきです。重要なのは、支払った費用に対してどれだけの効果(売上、集客、顧客満足度など)が得られるかという費用対効果(ROI)です。

費用対効果を高めるためには、以下の2つの視点でメッセージを配信することが大切です。

  • 費用を減らす(不要なメッセージ配信数を減らす)
  • 効果を高める(売上や集客を最大化する)

メッセージ配信最適化の具体的な方法を紹介いたします。

通数カウントされないメッセージの有効活用

応答メッセージやLINEチャット、あいさつメッセージ、LINE VOOMの投稿など、メッセージ通数としてカウントされないメッセージを有効活用しましょう。

メッセージ通数を節約しつつユーザーに情報を届け、売上や集客、業務効率化を期待できます。

絞り込み配信(セグメント配信)の徹底

性別、年齢、地域などの「みなし属性」や、ユーザーの行動履歴(過去のメッセージ開封、リンククリックなど)に基づいて、特定のユーザー層にのみメッセージを配信する機能です。

この機能は、コスト削減と費用対効果向上に直結する最も強力なノウハウの一つです。メッセージを「必要な人にだけ届ける」ことで、無駄な通数を削減し、ブロック率を下げ、結果的にコンバージョン率を高めます。

関連記事 LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)とは?設定方法や成功事例を徹底解説
LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)とは?設定方法や成功事例を徹底解説

シナリオ配信の活用

ユーザーが友だち追加した時、特定の商品を購入した時など、行動に合わせて自動でステップメールのようにメッセージを配信するシナリオ配信も有効です。

これにより、適切なタイミングで適切な情報が届き、顧客育成や購買意欲向上に繋がります。メッセージ通数はかかるものの、CVRが高い傾向にあるため、結果的に費用対効果は高まります。

関連記事 Mico Engage AIのシナリオ配信とは?LINE公式アカウントのステップ配信との違いを解説
Mico Engage AIのシナリオ配信とは?LINE公式アカウントのステップ配信との違いを解説

メッセージ・クリエイティブの質向上

メッセージの内容やクリエイティブは、反応率(リンククリックや資料請求など)を左右する重要な要素です。1通あたりのメッセージの効果を高めるため、魅力的なクリエイティブ(画像、動画)や、心に響くコピーを意識しましょう。

また、A/Bテストを実施し、どのメッセージがより反応が良いかを検証し続けることも重要です。

まとめ:最適なLINE公式アカウントプランの選び方

LINE公式アカウントの料金プランは無料プランを含めて3つのプランが用意されています。貴社にとって最適なプランを選ぶためには、以下のステップで検討を進めましょう。

  1. 現在の友だち数と予測されるメッセージ配信頻度を把握する。
  2. それに基づいて月間のメッセージ通数を概算する。
  3. メッセージ通数に応じて、コミュニケーションプラン(無料)、ライトプラン(5,000円/月)、スタンダードプラン(15,000円/月〜)の中から最適な基本プランを選ぶ。
  4. 将来的な友だち増加や施策拡大を見据え、プラン変更の可能性も考慮に入れる。
  5. より高度な機能や運用効率を求める場合は、外部ツールやオプションの費用も予算に含める。
  6. 最も重要なのは、料金だけでなく「費用対効果」を意識し、メッセージの質を高め、セグメント配信やシナリオ配信を活用して効率的な運用を目指すこと。

LINE運用の費用対効果を改善するならMico Engage AI

Mico Engage AI(ミコエンゲージAI)はLINE公式アカウントの機能を拡張するLINEマーケティングツールです。より多くの条件でセグメント配信やシナリオ配信に対応しています。

  • AIが反応率の高いセグメントを算出し、配信対象の絞り込みと反応率の最大化を実現
  • LINEでアンケートを実施し、回答結果をもとに絞り込み配信をする
  • Webページの閲覧などを条件に、ECサイトのカゴ落ち配信を行う
  • 会員データベースやCRM,SFAなどのデータを条件に絞り込み配信をする

このようにMico Engage AIを活用することで、不要なメッセージ通数の削減と成果向上を期待できます。

他にもLINE公式アカウントの導入や運用の最適化について、さらに詳しく相談したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

LINE公式アカウントの料金に関するよくある質問と回答

LINE公式アカウントの料金プランについてよくある質問をまとめました。

Q1: 月途中でプランを変更した場合、料金はどうなりますか?

A1: 料金プランを「アップグレード」する場合と「ダウングレード」する場合で、変更が適用されるタイミングが異なります。以下の表をご確認ください。

アップグレードする場合ダウングレードする場合
変更後の料金プランと現在のプランの差額を支払うことで月中に新しい料金プランが適用されます。申請月の翌月から新しい料金プランが適用されます。

また、料金プランをアップグレードする場合は、料金の差額と同様に無料メッセージも差分の通数が適用されます。料金プランの変更手順を知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

関連記事 LINE公式アカウントのプラン変更方法と変更タイミングを徹底解説
LINE公式アカウントのプラン変更方法と変更タイミングを徹底解説

Q2: メッセージ通数のカウント方法は?

A: メッセージ通数は、「メッセージを配信した友だちの数」でカウントされます。例えば、1つのメッセージを500人の友だちに送ると、500通とカウントされます。同じ友だちに複数回メッセージを送ると、その都度カウントされます。

関連記事 LINE公式アカウントのメッセージ通数のカウント方法と配信数の確認方法
LINE公式アカウントのメッセージ通数のカウント方法と配信数の確認方法

Q3: 支払い方法は?

A: LINE公式アカウントの料金の支払い方法は主にクレジットカード払いです。

請求書払いを利用することも可能ですが、LINEヤフー社の審査を通過した「認証済アカウント」になる必要があります。

関連記事 LINE公式アカウントの支払い方法 | 変更手順や履歴の確認方法を解説
LINE公式アカウントの支払い方法 | 変更手順や履歴の確認方法を解説

Q4: 請求タイミングは?

A: 請求のタイミングは、月額固定費と追加メッセージ料金でそれぞれ異なっています。

月額料金月初前払い
追加メッセージ料金月末締め翌月10日払い

お気軽に
お問い合わせください。

導入に関するご相談、
見積もりのご依頼、
無料デモを受け付けています。

資料ダウンロード
機能・効果・事例がわかる資料を
1分でダウンロードいただけます。
資料ダウンロード
導入のご相談
専門スタッフがご不明点や
お悩みに丁寧にお答えし、
価格のお見積りも承ります。
お問い合わせ