Mico Engage AIのシナリオ配信とは?LINE公式アカウントのステップ配信との違いを解説

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Category:LINE公式アカウント

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久野 慎平

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Mico Engage AIのシナリオ配信とは?LINE公式アカウントのステップ配信との違いを解説

LINE公式アカウントでの顧客育成に限界を感じていませんか? Mico Engage AIの「シナリオ配信」は、従来のステップ配信では実現できなかった「顧客一人ひとりに最適なメッセージを、最適なタイミングで自動配信する」革新的な機能です。

ユーザーの行動や属性に応じて、メッセージ内容はもちろん、配信のタイミング、リッチメニューまで柔軟にパーソナライズが可能。見込み顧客の獲得から購入促進、リピーター育成、さらには顧客満足度向上まで、BtoCビジネスのあらゆるフェーズで劇的な成果を生み出します。

この記事では、Mico Engage AIがあなたのLINEマーケティングを次のレベルへ引き上げ、CVRや成約数の向上、そしてコスト削減までを実現できるのか? その理由とLINE公式アカウントのステップ配信との違いを詳しく解説します。

Mico Engage AIのシナリオ配信とは?

Mico Engage AIのシナリオ配信とは、LINE公式アカウントを通じて事前に設定した条件やユーザーの行動に基づいて、「適切なメッセージを」「適切なタイミングで」「自動的に」配信する仕組みです。

これは、顧客一人ひとりの興味関心や購買フェーズに合わせたパーソナライズされた情報提供を可能にし、顧客との関係性を深め、最終的な購買やサービス利用へと繋げることを目的としています。

従来のLINE公式アカウントのステップ配信をさらに強化した機能で、開始条件や配信タイミングを柔軟に切り替えることができます。

LINE公式アカウントのステップ配信とMico Engage AIのシナリオ配信の違い

Mico EngageAIのシナリオ配信と似た機能に、LINE公式アカウントのステップ配信があります。

LINE公式アカウントのステップ配信は、友だち追加されたユーザーに対して、あらかじめ設定した順番でメッセージを自動で配信する機能です。

一見すると同じように思えますが、ステップ配信とシナリオ配信の違いは細かな配信条件の設定や実行できるアクションの数が多いことです。

具体的な違いは以下の表の通りです。

項目シナリオ配信ステップ配信
配信開始条件(トリガー)・友だち追加
・友だちのアクション
・友だち追加
・オーディエンス
配信タイミング・待ち時間:当日含めて制限なく設定可能
・配信予定時間:分単位で設定可能
アクションからの経過時間での設定も可能
・待ち時間:1日〜30日で設定可能
・配信予定時間:1時間単位で設定可能
分岐(配信対象者の絞り込み)方法・友だちのアクション
・アンケート取得情報
・会員情報
・その他
・友だちの属性(性別、年齢、OS、エリア)
・オーディエンス
実行できる内容・メッセージの送付
・クイックリプライボタン
・リッチメニュー変更
・メッセージの送付
友だちとの紐付け・友だちとアクションを紐付け、他の配信にも利用可能・友だちと紐付けできない

Mico Engage AIのシナリオ配信なら、LINE公式アカウント以上の細かな設定ができるようにり、柔軟な配信を実現できます。

Mico Engage AIのシナリオ配信でできること

Mico Engage AIのシナリオ配信でできることを詳しく紹介いたします。

配信開始条件を柔軟に設定できる

Mico Engage AIのシナリオ配信では、以下の2点を配信開始条件に設定可能です。

  • 友だち追加起点
  • 友だちのアクション起点

友だち追加を起点にした場合、LINE公式アカウントのステップ配信と同様に友だち追加から○日後の○時に配信開始と指定可能です。友だち追加後3日目にサービスのご案内、7日後にクーポンを配布するという使い方ができます。

また、Mico Engage AIのシナリオ配信では、ユーザーのアクション(リッチメニューのタップ、Webページの閲覧、会員登録、フォームの入力開始など)を起点に配信開始できます。

友だち登録以外のタイミングでも配信開始できるため、ユーザーの関心度が高まったタイミングをとらえてメッセージを自動配信できます。

自由に配信タイミングを決められる

Mico Engage AIのシナリオ配信は、メッセージの配信タイミングを2種類で設定できます。

  • 日時で指定
  • 経過時間で指定

日時指定は、配信タイミングを「⚪︎日後の⚪︎時に」配信開始と指定する方法です。LINE公式アカウント同様に、友だち追加後、3日目のランチタイム(12時)に配信するという使い方ができます。

シナリオ配信の場合は、最短当日から配信可能で配信時間も分単位で設定できます。※配信通数やLINE社のサーバー状況により、配信完了まで数分〜数十分かかることもあります。

また、Mico Engage AIのシナリオ配信は、経過時間で配信タイミングを指定することも可能です。「⚪︎日後の⚪︎分後に」配信開始と指定できます。

例えば、ECサイトであれば、「商品Aをカゴに入れたユーザー」に対して、「15分後」にクーポンを送るということもできます。

タグ付けによる柔軟な分岐条件を設定できる

シナリオ配信の分岐条件とは、「特定の条件を持つユーザー」ごとに「異なるメッセージ」を配信する仕組みです。あらかじめ複数パターンのメッセージを用意し、ユーザーの反応に応じてメッセージを出し分けます。

例えば、以下のような設定が可能です。

  • 不動産:「戸建」か「マンション」のアンケートを取り、選択肢に合わせて次に送るカタログを出し分ける
  • 人材:「希望職種」のアンケートを取り、回答に応じた求人ページを送付する
  • ECサイト:カードに商品を入れたが、購入しなかった人にのみクーポンを配信する

リッチメニューの出しわけ

友だち登録時にアンケートを配信し、回答に合わせてリッチメニューを自動で切り替えられます。

LINE公式アカウントにおいてトーク画面に固定表示されるリッチメニューは、クリック率が高くさまざまな情報への導線となる重要な機能です。ユーザーごとに適した訴求をすることで、成果を高められます。

例えば、「非会員」には、会員登録を促す訴求、「既存会員」には会員向けの利用促進を訴求するリッチメニューを表示するということができます。他にも期間限定のリッチメニューなど、さまざまな活用方法を実現可能です。

以上のように、Mico Engage AIのシナリオ配信は、条件を柔軟に設定できます。重要なのは、友だちの属性やニーズに合わせて、適切な内容、適切なタイミングで配信ができるということです。

パーソナライズされた体験を提供することで、CVRや成約数の向上を期待できるだけでなく、配信数削減によるコスト抑制なども実現できます。

シナリオ配信のメリットとは

LINEシナリオ配信がBtoCビジネスにおいて非常に有効とされるのは、主に以下の3つのメリットがあるためです。

顧客の購買意欲を段階的に高められる

LINEシナリオ配信は、顧客の購買フェーズに合わせて情報を段階的に提供できます。

例えば、商品に興味を持ち始めたばかりの顧客には商品の基本的な情報やメリットを伝え、さらに興味を持った顧客には具体的な使用事例やお客様の声を共有し、購買を検討している顧客には限定クーポンや無料体験への誘導を行う、といった流れです。

これにより、顧客は「押し売りされている」と感じることなく、自然な形で商品やサービスへの理解を深め、購買意欲を高めていくことができます。この方法は、一方的な情報提供よりも、顧客の「知りたい」という気持ちに寄り添うため、エンゲージメントの向上に繋がりやすいのです。

顧客対応を自動化し、業務効率を向上できる

シナリオ配信は、顧客からよくある質問への回答や、商品の説明、イベントのお知らせなどを自動化できます。これにより、これまで手動で行っていた多くの定型的な顧客対応業務を削減し、マーケティング担当者の負担を大幅に軽減できます

特に、問い合わせ件数が多いBtoCビジネスにおいては、限られたリソースで多くの顧客に対応する必要があるため、自動化による業務効率の向上は不可欠です。空いた時間で、より戦略的なマーケティング活動や、個別対応が必要な顧客へのサポートに集中できるようになります。

顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズが可能になる

LINEシナリオ配信では、ユーザーの属性情報(年齢、性別、居住地など)や、LINE上での行動履歴(どのメッセージを開封したか、どのURLをクリックしたかなど)に基づいて、メッセージの内容をパーソナライズできます。

例えば、ある商品に興味を示したユーザーにはその商品の詳細情報を、別のサービスを閲覧したユーザーには関連するキャンペーン情報を送る、といった具合です。これにより、顧客は自分にぴったりの情報が届くと感じ、企業への信頼感やLTV(顧客生涯価値)の向上に繋がります

総務省の調査によると、ECサイト利用者の約7割がパーソナライズされた情報提供を求めているというデータもあり、顧客満足度を高める上でパーソナライズは非常に重要です。

出典:総務省「令和4年版情報通信白書」

LINEシナリオ配信の成功事例と効果的なメッセージ内容

LINEシナリオ配信を成功させるためには、具体的な利用シーンを想定し、効果的なメッセージ内容を検討することが重要です。

顧客育成(リードナーチャリング)

最も一般的なシナリオ配信の活用法が、顧客育成(リードナーチャリング)です。これは、見込み顧客を段階的に教育し、購買へと導くことを目的としています。

具体的な例:

  • シナリオ開始: 資料請求、無料体験申し込み、LINE友だち追加など
  • 1通目(自動返信): 資料請求のお礼、サービスの概要、次のステップの案内
  • 2通目(数日後): サービスの具体的なメリットや解決できる課題
  • 3通目(さらに数日後): 導入事例やお客様の声、Q&A
  • 4通目(最終フェーズ): 限定特典付きの無料相談、デモンストレーションへの誘導、期間限定キャンペーンの案内

成功の秘訣:

  • 情報提供と価値提供のバランス: 一方的に情報を送りつけるのではなく、顧客にとって有益な情報や解決策を提示することで、信頼関係を築きます。
  • 行動喚起の明確化: 各メッセージで次に何をしてほしいのか(例:「詳しくはこちらをクリック」「無料相談を予約する」)を明確に伝えます。
  • 細かなステップ設定: 一度に多くの情報を与えず、顧客の理解度に合わせてステップを細かく区切ることで、離脱を防ぎます。

離脱防止・再来店促進

一度サービスを利用した顧客や、購入プロセスで離脱してしまった顧客に対するアプローチもシナリオ配信で効果的に行えます。

具体的な例:

  • シナリオ開始: カートに商品を入れたまま購入に至らなかった顧客、初回購入から一定期間が経過した顧客
  • 1通目(自動返信): 「カートに商品が残っています」というリマインドと、商品への再検討を促すメッセージ
  • 2通目(数日後): 「〇〇様におすすめの商品」として、関連商品や人気商品を紹介
  • 3通目(最終フェーズ): 期間限定の割引クーポンや、再来店特典の案内

成功の秘訣:

  • タイミングの重要性: 離脱から時間が経ちすぎると効果が薄れるため、適切なタイミングでのアプローチが重要です。
  • パーソナライズされた提案: 顧客の購買履歴や閲覧履歴に基づいた商品提案を行うことで、興味を引きやすくなります。
  • 限定感や緊急性の演出: 「今だけ」「数量限定」といった要素を盛り込むことで、行動を促します。

アンケート・満足度調査

顧客の声を収集し、サービス改善や今後のマーケティング施策に活かすためにもシナリオ配信が有効です。

具体的な例:

  • シナリオ開始: 商品購入後、サービス利用後
  • 1通目(自動返信): 商品購入のお礼と、簡単なアンケートへの協力依頼
  • 2通目(数日後): 具体的なレビュー依頼や、改善点に関する意見募集
  • 3通目(最終フェーズ): アンケート回答者への特典(クーポンなど)の案内

成功の秘訣:

  • アンケートのハードルを下げる: 回答にかかる時間を明示したり、選択式の質問を多くするなど、回答しやすい工夫を凝らします。
  • 回答へのインセンティブ: クーポンやノベルティなどを提供することで、回答率を高めます。
  • 感謝の気持ちを伝える: 回答してくれた顧客への感謝を丁寧に伝えることで、良好な関係を維持します。

LINEのシナリオ配信をさらに強化する「Mico Engage AI」

ここまで、LINEシナリオ配信の重要性や具体的な活用方法について解説してきました。

LINE公式アカウントのステップ配信でも基本的な自動配信は可能ですが、より高度な顧客育成やパーソナライズされた情報提供を目指すのであれば、Mico Engage AIのようなLINE拡張ツールの活用が不可欠です。

Mico Engage AIのシナリオ配信機能は、ユーザーの行動履歴や属性情報に基づいた複雑なシナリオ分岐を簡単に設定できます。これにより、顧客一人ひとりの状況に合わせた最適なメッセージを自動で届け、顧客エンゲージメントを飛躍的に向上させることが可能です。

例えば、Webサイトでの閲覧履歴や購買履歴と連携させ、LINEを通じて個別の商品レコメンドを行うこともできます。

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