LINE月間応募数が5倍、AIコールで接続率70% AIと人が共創する採用体験DX
フジアルテ株式会社
- 業界 :
- 人材
- 課題・目的 :
- エンゲージメント向上 新規集客
- LINEからの応募数
- 5 x
- AI即時架電の接続率
- 70 %

工場・製造系の職場に特化した人材派遣サービス「しごとアルテ」を展開するフジアルテ株式会社。サイト訪問から入社までの顧客接点の維持と面談への歩留まり改善を解決するため、MicoのLINEマーケティングツールとAIコールを導入しました。
導入後半年間で、LINE月間応募数は約5倍に増加。求職者との接点が大幅に増え、入社につながる持続的な接点づくりをかなえています。
さらに応募直後にAIコールで即時架電を行うことで、求職者の「今すぐ知りたい」熱量を逃しません。AIコールの接続率は70%の成果をもたらしています。LINEが一人ひとりに適したお仕事探しをサポートし、応募直後の最も熱量の高いタイミングでAIによる面談設定で継続的な関係を構築。人とAIとの共創による、応募から入社まで一貫した採用体験づくりを聞きました。
採用部 採用マーケティングチーム リーダー
中山 北斗様
効果と戦略
課題
- サイト訪問からの応募数の離脱が多い
- 応募からの電話面談への歩留まり改善が必要
戦略
- LINEマーケティングツールとAIコールを導入
- LINE活用でサイト訪問ユーザーの応募を促進 友だち追加後の配信フローやAIレコメンド配信で自分に合う求人へ手軽にアクセス
- 応募した求職者にAIコールで即時架電し、電話面談の日程調整をヒアリング
成果
- MicoのLINEマーケティングツール導入3ヶ月で応募数が5倍
- 応募直後にAIコールによる即時架電で接続率70%
- 今後はSalesforce連携でLINE、AIコール等 複数チャネルの連絡履歴を統合
求職者体験向上のため、AI・DXで”採用のフル自動化”を推進

フジアルテは創業63年を迎える製造業に特化した人材総合サービス会社です。
コロナ禍を転機に製造業の派遣労働者の求職動向が二分化しています。収入を優先させたいという希望を持つ求職者が多かった状況から、日勤を中心にしたい、地元で働きたいなど、働き方で職場を選ぶ方の割合も増えてきています。
工場現場で働く派遣求職者の場合、2社以上の求人に応募するのが通例です。派遣現場は就業期間が決まっているため、お仕事を探しはじめてから決定までのスピードも速い。そのため、求職者が求人を探しやすく、応募後にはスピーディーな対応を行うことが大切です。
こうした求職者の動向を踏まえて、フジアルテは”お仕事探しの体験”にこだわっています。
採用サイトのUI/UXにより、豊富な求人のなかから自分にマッチした職場に出会えるお仕事探しの体験が強み。サイト上でなるべく少ない動きで求人に辿り着く工夫を重ねています。
今は「採用体験のフル自動化」を目指し、応募後の電話対応や面談日程の調整をAI・DXを活用して効率化を図り、採用体験の向上を目指しています。
2024年末からMicoが提供するAIコール(Mico Voice AI)とLINEマーケティングツールを導入し、採用の自動化を進めるなかで推進してきました。入社数の最大化に向けて、LINEは主に応募数増加、AIコールは面接数増加を目指し、運用を行っています。
LINEからの月間応募数5倍 入社決定数にも寄与

私が所属する採用マーケティングチームは、応募前の段階から入社に至るまで、求職者の体験を最適化し、「しごとアルテ」による入社決定数を増やすことがミッションです。
従来の課題は「しごとアルテ」の求人サイトに訪問してくださった求職者とつながり続け、応募から面談・入社に至るまで接点を保つことでした。
そこで、2024年12月からMicoのLINEマーケティングツールを導入し、応募数増加を目的とした配信設計の最適化と、面談・面接につなげるためのLINEの1to1チャットを行っています。

その結果、LINEの本格活用をはじめてから約6ヶ月で、LINEからの月間応募数は5倍に増加しました。LINE経由の応募者は入社につながっており、求職者の温度感も高いと考えています。早期から成果が生まれた理由には、求職者の心理に基づいた配信設計があると考えています。
友だち登録後の配信フローは、求職者自身が迷うことなく、希望に合った求人へすぐにアクセスできるように構築しています。さらに、配信クリエイティブを「しごとアルテ」サイトと同じくアニメ風のテイストで統一することで、一貫性をもたせました。
このように、サービス全体と一貫したLINEのコミュニケーションを細部にわたって作り込んでいることが、他社には容易に真似できない、当社独自の採用体験を生み出しています。CriteoのAIエンジンによる求人レコメンド配信も取り入れ、さらなる応募数増加に向けて試行錯誤を続けています。
応募直後のAIコールは接触率70%超。求職者を待たせないAI活用で採用確度向上

応募後の面談数増加には、Mico Voice AIによるAIコールを導入しています。新たな試みとして、「しごとアルテ」のWebサイトからの応募があった際、AIが自動で即時架電するクイックコール機能を実施したところ、接触率70%を達成しました。これは、オペレーターによる架電時の接触率と比較して、約20pt高い水準です。
AIコールは途中で電話を切られてしまう割合は人間よりも高い傾向にありますが、圧倒的な架電数と高い接触率により、全体的なパフォーマンスとしては非常に高い効果を発揮しています。
AIコールの最大のメリットは、求職者の応募から時間をおかずに電話をかけられる即時性と、時間や人手不足など物理的な制約を受けず架電数が担保できる点です。
オペレーターによる架電では、準備や対応の都合上、求職者の応募タイミングからどうしても時間が空いてしまいがちです。その間に求職者は別の求人を探し、応募を進めているケースは少なくありません。
求職者が応募した瞬間を捉えて、即時、面談予約を案内できることは「すぐにお仕事探しができる体験」を実現できているので、求職者からも選ばれる理由になっています。
現場のオペレーターからも歓喜の声が上がりました。「ほとんど繋がらないお電話リストにひたすら電話をかけ続ける業務から解放され、お仕事を探している意欲の高い求職者からの電話を待つだけで良くなった。」と業務の心理的な負担軽減とやりがいを実感してくれています。
Salesforceを軸にデータ連携。LINE・AIコールの履歴を統合し採用フローの自動化を目指す

顧客管理システムとして導入しているSalesforceを軸に、MicoのAIコールとLINEマーケティングツールを連携させることで、求職者情報とすべてのコミュニケーション履歴を一元管理する仕組みを構築したいと考えています。
これにより、求職者情報をリアルタイムで把握し、最適なタイミングでAIとLINEが自動で次のアクションを起こす、そんな採用フローの完全自動化を実現したいと思っています。今後も、AIとLINEを活用した効率化と、人間だからこそできるきめ細やかなアプローチの最適なバランスを取りながら、採用体験を磨き続けていきます。
人材業界に関する事例
日総工産株式会社
求職者の9割とLINEでつながり、月間応募数は3倍に。日総工産が実現した、AI求人レコメンドと有人1to1による採用体験
Industry:人材
Porpose:1to1コミュニケーション

RGF HR Agent
リクルートグループ「RGF HR AGENT」がLINEを活用し、海外就職支援 LINE経由の面談設定率は全体平均の1.7倍
Industry:人材
Porpose:エンゲージメント向上

株式会社ネオキャリア
CPA高騰に危機感。潜在層と繋がり、会員登録や面談予約へ導くLINEを活用したプロセス変革に迫る
Industry:人材
Porpose:新規集客


