LINE運用代行(コンサルティング)とは?費用相場や失敗しない選び方を徹底比較
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結論からいうと、SMSの文字数制限は全角70文字が基本です。ただし、送信側・受信側の両方が連結SMSに対応していれば、最大670文字程度まで送信できます。連結SMSとは、文字数上限を超える長文を一度に送るための仕組みです。
本記事では、iPhone・Android・ガラケーの機種別の詳細や、文字数を超えた場合の料金、確実に届けるための実用的なポイントまで解説します。
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SMSの文字数は、使用する端末の仕様とキャリア側のルールによって上限が決まります。ここでは、以下の機種別の文字数を紹介します。
iPhoneは国内キャリアの連結SMSに対応しており、最大で全角670文字前後まで送信可能です。ただし、70文字を超えると自動的に2通分以上の課金扱いとなります。
また、受信側の設定や環境によっては長文が正しく表示されない可能性があります。金融機関の通知や認証コードなど、確実に読んでもらいたい重要情報は70文字以内に収めましょう。
AndroidもiPhoneと同様に、多くの機種で最大全角670文字までの長文SMSに対応しています。
注意点として、Androidは端末や使用するメッセージアプリの種類が多く、仕様が統一されていません。古い機種では長文が分割されるリスクが残ります。どの端末でも正しく表示させるためには、全角70文字以内での作成を推奨されています。
ガラケー(フィーチャーフォン)の多くは連結SMSに対応しておらず、全角70文字以内しか表示できません。長文を送った場合、分割受信や文章の欠落が発生し、内容が正しく伝わらない可能性があります。
ガラケー利用者を含む不特定多数へ配信する際は、情報を70文字以内にまとめるのが鉄則です。詳細な情報は短いURLでWEBページへ誘導するなど、文字数を抑える工夫を取り入れましょう。
キャリア別では、キャリア別というよりも、文字エンコード(全角・半角)によって決まります。
国内キャリアは3GPPの国際仕様に準拠しているため、ドコモ・au・ソフトバンクで上限が異なることはほとんどありません。
日本の主要キャリアであるドコモ・au・ソフトバンクは、SMSの仕様がほぼ共通しています。
いずれも全角70文字(相手端末も連結SMS対応の場合のみ最大670文字程度)/半角160文字(連結時は最大1,530文字)という基準に準拠しており、長文は文字数に応じて自動的に複数通へ分割されます。
配信側が長文対応でも、受信側のキャリア・端末が連結SMSに対応していない場合、分割表示や順番の入れ替わりが発生するケースもあるでしょう。
格安SIMの多くは、大手キャリアのSMS基盤をそのまま利用しているため、文字数制限も基本的にはドコモ・au・ソフトバンクと同じです。つまり、全角70文字/連結670文字前後が基本です。
ただし、楽天モバイルは仕様が異なり、通常のSMSアプリでは全角70文字までしか送信できません。
「Rakuten Link」アプリを使えば、アプリ同士のやり取りで最大1,300文字、送信先がアプリでない場合は全角最大660文字まで送れます。そのため、楽天ユーザーへの長文送信は、利用アプリによって3段階の文字数制限がある点に注意が必要です。
SMSは、送信する文字数に応じて「通数扱い」が増えていき、料金が変動します。
個人で利用する場合は、1通あたりの料金は約3〜33円です。法人利用の場合は、料金相場は1通送信あたり8~18円前後で送れます。
以下の表は料金の目安です。
| 通数扱い | 文字数目安(全角) | 料金目安(8円) |
| 1通 | 1〜70文字 | 8円 |
| 2通 | 71〜134文字 | 16円 |
| 3通 | 135〜201文字 | 24円 |
| 4通 | 202〜268文字 | 32円 |
| 5通 | 269〜335文字 | 40円 |
| 6通 | 336〜402文字 | 48円 |
| 7通 | 403〜469文字 | 56円 |
| 8通 | 470〜536文字 | 64円 |
| 9通 | 537〜603文字 | 72円 |
| 10通 | 604〜670文字 | 80円 |
SMS配信サービスなどの外部ツールを使用する 場合は、サービスの特典として「1通あたり6円〜」など割安になることもあります。
SMSは利便性が高い一方で、文字数や表現に制限があるため、長い説明や複雑な情報を届けたい場合には工夫が必要です。
とくにマーケティング用途では、リンク誘導・チャネルの組み合わせなど、制限を補うためのテクニックを活用することで成果が変わります。
ここでは、SMSの上限を超えて効果的に情報を届けるための代表的な方法を紹介します。
SMSは一定の文字数を超えると届かないことがあるため、長文でも確実に届けたい場合は細かく区切る必要があります。
分割の目安は以下のとおりです。
ただし長い文章は読まれにくいため、SMSでは要点だけ伝え、詳細はリンクで補足する構成がよいでしょう。
SMSで伝えきれない内容を補完する手段として、LINEの活用もおすすめです。SMSでは文字数制限がありますが、LINEでは長文送信だけでなく、画像・動画・カード型メッセージなどの送信などのコミュニケーションができます。
SMSで最初の接点をつくり、詳細案内はLINEで深く届けるといった組み合わせが効果的です。
SMSの文字数制限を気にせず情報を届けたい場合は、RCS(Rich Communication Services)の活用もおすすめです。最大全角3,192文字程度まで送信できます。国内では「+メッセージ」などとして提供されており、画像・動画・URLプレビュー・長文メッセージなど、アプリに近いリッチな表現が可能です。
ただし、相手が非対応の場合は、自動的に従来のSMSへ切り替わるため、実運用では端末によって文字数上限に差が出る点にも注意が必要です。
SMSは到達性が高く手軽に使える反面、メールやチャットアプリとは異なる制限がいくつかあります。
ここでは、SMSを運用するうえで必ず押さえておくべき注意点を解説します。
SMSはシンプルなやり取りが目的であり、メールのように件名を付けたり、企業名を送信者名として表示したりできません。
ユーザー側に表示されるのは電話番号のみで、初見のユーザーは「誰から届いたメッセージなのか」がわかりにくく、内容によっては警戒される場合もあります。
そのため、メッセージ冒頭には 「【〇〇銀行】」「〇〇カードよりお知らせ」といった形で企業名を明記し、安心して読んでもらえる工夫が重要です。
SMSは画像・動画・PDFなどのファイルを添付できません。視覚的に情報を届けたいケースや、資料・クーポン・詳細案内を添付したいケースでは、SMS単体では対応できない点に注意が必要です。
ただし、国内キャリアが提供する RCS(+メッセージ等) を利用すれば、画像やリッチカード、長文テキストの送信が可能になります。
ユーザーが迷惑SMSフィルターを強めに設定している場合、正当な案内であっても受信されないことがあります。
迷惑SMSを自動判定する設定をオンにしていると、企業からの通知が迷惑メッセージとして振り分けられたり、ブロックされたりするケースも見られます。
企業側で対策できる範囲としては、以下の工夫が有効です。
重要な通知が確実にユーザーに届くよう、SMS特有の制限を理解したうえで設計することが大切です。
SMSを使っていると出てきやすい代表的な疑問を2つご紹介します。
SMSで文字数制限を超えた場合は、送信エラーとして処理されることがあります。送信する端末側で「連結SMS」として処理できても、受信側が非対応の場合は正常に届かず、メッセージが途中で切れたり、欠落した状態で表示される可能性があります。
どうしても長文が必要なケースでは、LINEやRCSなどの文字数制限が緩く画像やリンクを送りやすいツールに誘導することもおすすめです。
SMSの送信エラーにはいくつかの原因があり、基本的には「端末側・キャリア側・メッセージ側」のいずれかに問題があるケースがほとんどです。
代表的な要因は次のとおりです。
送信エラーが続く場合は、まず文字数制限と電話番号が正しいかを確認し、それでも改善しないときは電話やメール、LINEへの切り替えを検討しましょう。
SMSはシンプルで到達性の高い連絡手段ですが、文字数やキャリア仕様による制限も少なくありません。文字数を超えた場合の挙動や送信エラーの原因を理解しておくことで、より安定した配信が可能になります。
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MicoはSMS配信だけでなく、SMS同様に携帯電話番号だけで送れる次世代メッセージ「RCS(リッチコミュニケーションサービス)」の利用が可能です。 従来のSMSでは不可能だった長文テキストはもちろん、画像や動画、アクションボタンの配置も可能。SMSの「届きやすさ」と、LINEのような「表現力」を兼ね備えています。
また、MicoはSMSだけでなく、RCS、LINEを一つのプラットフォームで管理可能です。「通知はSMS、詳細はRCS」といった使い分けで、文字数の壁を越えた確実なコミュニケーションを実現します。
株式会社Micoは、LINEヤフー株式会社の認定パートナーとして、Technology Partnerコミュニケーション部門で3年連続「Premier」を獲得しています。