LINE公式アカウントのKPIは何を追うべきか?成果につなげる指標設定と改善策
Category:LINE公式アカウント

LINE運用
LINE公式アカウントのプロフィールは、ユーザーがそのアカウントを最初に目にする情報です。適切に設定されたプロフィールはユーザーに安心感を与え、友だち追加やエンゲージメント向上のきっかけになります。
しかしながら「なんとなく設定しているだけ」というケースも多く、プロフィールは見逃せない重要ポイントです。
本記事ではプロフィールの基本構成や設定のポイント、充実したプロフィール設計の参考情報を提供します。
Contents
プロフィールページとは、LINE公式アカウント上で企業や店舗の情報をまとめて掲載できるページです。営業時間や住所、他SNSリンクなど、さまざまなコンテンツを設定できます。
いわば「アカウントの顔」であり、ユーザーとの最初の接点となります。このためプロフィールページが充実しているとユーザーに信頼感を与えられ、友だち追加を促す効果も期待できます。
プロフィールページは、単に情報を載せるだけでなく、ユーザーが知りたい情報に素早くアクセスできるハブのような役割も果たします。
例えば店舗の最新ニュースを伝えたり、予約ページや公式サイトへの導線を設置したりと、ミニWebサイトのように活用できます。企業サイトやチラシを見る手間なく、LINE上で完結して情報提供できる点が強みです。
そのためプロフィールを丁寧に整備することは、LINE公式アカウント運用における基礎中の基礎と言えるでしょう。
LINE公式アカウントのプロフィール画面は主に以下の2つの要素で構成されています。
それぞれの説明と設定・変更方法を解説していきます。
アカウント情報は、アカウント名、ステータスメッセージ、プロフィール画像といった基本要素です。
LINE公式アカウントの未認証アカウントはアカウント名を変更できますが、変更後7日間は再変更できません。
また、原則として、認証済アカウントはアカウント名の変更ができません。ただし、サービス名変更に伴う場合など、再審査を受けることで変更できる可能性があります。
LINE公式アカウントの基本情報は、LINEOfficialAccountManagerにログイン後、画面右上の「設定」から左サイドバーの「アカウント設定」を選択して設定します。
基本情報を追加したら、設定項目の下部にある「プロフィールのプレビューを確認」を選択します。するとプロフィールの追加情報の設定画面に遷移します。
プロフィールには、以下のような情報を掲載できます。
プロフィール画面の背景画像を設定できます。ブランドを印象づける要素になりますので、アカウントのアイコンと色やテイストを合わせましょう。
設定できる背景画像のサイズは、10MB以下です。
また、ボタンは、プロフィール画面上でユーザーがワンタップで各種アクションができるボタンです。最大3つまで設置可能で、用途に合わせてカスタマイズできます。選択できるボタンの種類には以下があります、
プロフィール全体の配色やフッターテキストをカスタマイズできます。背景色をブランドカラーに変えたり、友だち追加ボタン(画面下部のバー)の文言を「新商品・メニューをチェック」「キャンペーン情報をチェック」など複数のテンプレートから変更可能です。
例えば、女性向けサービスなら明るいカラーにするなど、ブランドイメージに合わせた色使いで統一感を持たせましょう。フッターメッセージも目的に応じて変更できるので、デフォルトの「友だち追加」以外にユーザーが思わずタップしたくなる表現を選ぶと良いでしょう。
店舗やサービスの詳細情報欄です。紹介文(概要説明)、営業時間、電話番号、住所、WebサイトURL、予約ページ、支払い方法、設備(席数やWi-Fi有無)など多彩な項目を設定できます。必要に応じて入力し、ユーザーが求める情報を過不足なく提供しましょう。
例えば、飲食店であれば営業時間・住所・駐車場の有無、ECサイトであれば問い合わせ先や配送ポリシー等、その業種に合った基本情報を盛り込みます。
プロフィールには、基本情報以外にも様々なコンテンツブロックを自由に追加できます。
情報を追加する場合、プロフィールページ下部の「パーツを追加」ボタンをクリックします。
追加できるパーツは以下のとおりです。
追加したいパーツを選択して、「追加」を押すとプロフィールに追加されます。
以上が、LINE公式アカウントのプロフィールに設定できる主な項目です。これらをうまく組み合わせることで、プロフィールページは企業・店舗に関する情報を網羅しつつ、ユーザーを適切な次のアクションへ誘導する役割を果たします。
プロフィールを作成・編集する際に押さえておきたい重要ポイントを、実践的かつ戦略的な観点から解説します。
プロフィールページは高度にカスタマイズ可能だからこそ、デザインや情報の一貫性が大切です。アカウント名・アイコン画像・背景画像・配色・文章トーンに至るまで、自社ブランドの世界観を統一して表現しましょう。
例えば、コーポレートカラーが青系の企業は背景色やボタンも青系でまとめる、カジュアルなブランドなら文言もくだけた口調にするなど、ユーザーがプロフィールを見た瞬間に「その企業らしさ」を感じられる工夫をします。
ユーザーが知りたい情報をきちんと漏れなく掲載することが肝心です。せっかく友だち追加してくれたユーザーも、肝心の情報がプロフィールに無ければ離脱してしまいます。自社のターゲットが「どんな情報を期待してプロフィールを見るか」を想像し、項目を埋めてください。
たとえば飲食店なら営業時間・住所・メニュー、ECサイトなら返品ポリシーや問い合わせ方法、美容サロンなら施術メニューや予約方法、といった具合です。
特に営業時間や定休日、住所やアクセスなどは店舗ビジネスの基本情報として必須です。これらがプロフィールに明記されていれば、ユーザーはトークで問い合わせをするまでもなく欲しい情報を得られます。
また、プロフィールから各種サービスへの導線を用意することも重要です。予約ページやクーポン、通販サイトなどへのボタン・リンクを適切に配置し、プロフィールを起点にスムーズに行動できるようにします。
プロフィールは一度作って終わりではなく、常に最新・正確な情報にアップデートするよう心がけましょう。営業時間の変更や新サービスの開始、キャンペーン情報などが変わった際は速やかにプロフィールも修正します。古い情報のままだとユーザーに誤解を与え、信用低下に繋がりかねません。
また、プロフィールの充実度やユーザーの反応を定期的にチェックし、改善を重ねることも大切です。例えばプロフィール経由でアクセスされる頻度(LINE公式アカウントの分析機能で「プロフィール表示回数」などが確認可能)や、設置したボタンのクリック数をモニタリングしましょう。
反応が薄い場合はレイアウトを変えてみる、情報量を増減してみる、目立つ画像を追加するなどのPDCAを回します。プロフィールは運用状況に応じて進化させるものと捉え、常にベストな状態を目指す姿勢が重要です。
これらのポイントを踏まえてプロフィールを整えることで、ユーザーにとって使いやすく信頼性の高いLINE公式アカウントを演出できます。プロフィールは適当に済ませがちな部分ですが、細部まで戦略的に設計することで競合と差別化し、顧客との関係構築に大きく貢献してくれるでしょう。
LINE公式アカウントのプロフィールは、友だち追加の前にも閲覧できる企業と顧客をつなぐ重要な接点です。
基本情報の設定から各種パーツの追加までしっかり行うことで、ユーザーにとって便利で信頼できる情報源となります。実際にプロフィールを充実させておくことで、ユーザーは必要な情報へすぐアクセスでき、来店や購入へのスムーズな誘導が期待できます。
LINE公式アカウントを既に運用されている方はもちろん、これから運用を開始する方々もぜひお困りごとがあればまずはご相談ください。