LINE公式アカウントのプロフィール設定方法|基本情報の設定やポイントを解説

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Category:LINE公式アカウント

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久野 慎平

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LINE公式アカウントのプロフィール設定方法|基本情報から追加情報の設定まで解説

LINE公式アカウントのプロフィールは、ユーザーがそのアカウントを最初に目にする情報です。適切に設定されたプロフィールはユーザーに安心感を与え、友だち追加やエンゲージメント向上のきっかけになります。

しかしながら「なんとなく設定しているだけ」というケースも多く、プロフィールは見逃せない重要ポイントです。

本記事ではプロフィールの基本構成や設定のポイント、充実したプロフィール設計の参考情報を提供します。

LINE公式アカウントのプロフィールとは

プロフィールページとは、LINE公式アカウント上で企業や店舗の情報をまとめて掲載できるページです。営業時間や住所、他SNSリンクなど、さまざまなコンテンツを設定できます。

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いわば「アカウントの顔」であり、ユーザーとの最初の接点となります。このためプロフィールページが充実しているとユーザーに信頼感を与えられ、友だち追加を促す効果も期待できます。

プロフィールページは、単に情報を載せるだけでなく、ユーザーが知りたい情報に素早くアクセスできるハブのような役割も果たします。

例えば店舗の最新ニュースを伝えたり、予約ページや公式サイトへの導線を設置したりと、ミニWebサイトのように活用できます。企業サイトやチラシを見る手間なく、LINE上で完結して情報提供できる点が強みです。

そのためプロフィールを丁寧に整備することは、LINE公式アカウント運用における基礎中の基礎と言えるでしょう。

プロフィール情報の設定・変更方法

LINE公式アカウントのプロフィール画面は主に以下の2つの要素で構成されています。

  • アカウント情報
  • 追加情報(基本情報、ボタン、パーツ)

それぞれの説明と設定・変更方法を解説していきます。

アカウント情報の設定・変更方法

アカウント情報は、アカウント名、ステータスメッセージ、プロフィール画像といった基本要素です。

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  • アカウント名:企業名やブランド名です。未認証アカウントであれば途中変更も可能ですが、シンプルで覚えやすい名前にします。
  • ステータスメッセージ:友だち一覧などに表示される短い一言です。20文字以内で「このアカウントでは何をしているか」が伝わる内容にしましょう。例えば「最新セール情報を配信中!」など具体的なメリットやテーマを明示すると効果的です。
  • プロフィール画像:トーク一覧や検索結果に表示されるアイコン画像です。ブランドロゴなど「誰のアカウントか一目で分かる」ものが理想です。

LINE公式アカウントの未認証アカウントはアカウント名を変更できますが、変更後7日間は再変更できません。

また、原則として、認証済アカウントはアカウント名の変更ができません。ただし、サービス名変更に伴う場合など、再審査を受けることで変更できる可能性があります。

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設定方法

LINE公式アカウントの基本情報は、LINEOfficialAccountManagerにログイン後、画面右上の「設定」から左サイドバーの「アカウント設定」を選択して設定します。

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基本情報を追加したら、設定項目の下部にある「プロフィールのプレビューを確認」を選択します。するとプロフィールの追加情報の設定画面に遷移します。

追加情報(基本情報、ボタン、パーツ)の設定・変更方法

プロフィールには、以下のような情報を掲載できます。

  • 基本情報
  • 表紙写真(背景画像)
  • ボタン
  • お知らせ
  • ソーシャルメディア

背景画像・ボタン

プロフィール画面の背景画像を設定できます。ブランドを印象づける要素になりますので、アカウントのアイコンと色やテイストを合わせましょう。

設定できる背景画像のサイズは、10MB以下です。

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また、ボタンは、プロフィール画面上でユーザーがワンタップで各種アクションができるボタンです。最大3つまで設置可能で、用途に合わせてカスタマイズできます。選択できるボタンの種類には以下があります、

  • トーク(固定):チャット画面(トークルーム)を開くボタン。デフォルトで設定され、変更不可です。
  • 投稿(LINEVOOM):LINEVOOMの最新投稿一覧へ誘導。タイムライン機能を積極活用している場合に有効です。
  • 通話:登録した電話番号やLINEコールへ発信するボタン。あらかじめLINEコールを有効にしておけば通話料無料で利用でき、問い合わせ窓口として便利です。
  • クーポン:発行済みのクーポン一覧を表示。友だち限定クーポンの配布と組み合わせて再来店促進に役立ちます。
  • ショップカード:LINE上のポイントカード機能(ショップカード)ページを開く。事前にショップカードを作成しておけば、スタンプカード代わりとして活用可能です。
  • 位置情報:登録した住所の地図を表示。店舗ビジネスでは来店経路案内として重宝します。住所を基本情報に入力しておくと使用可能です。
  • サービスページ:任意のWebページへのリンクボタン。自社サイトやオンラインショップ、キャンペーンLPなどへ直接誘導できます。ボタン下に「Webサイト」「ショップ」等のバッジ(種別表示)も付きます。
  • 予約:予約フォームや予約サイトへのリンク。飲食店の席予約やセミナー申込ページなどに繋げられます。

デザイン設定

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プロフィール全体の配色やフッターテキストをカスタマイズできます。背景色をブランドカラーに変えたり、友だち追加ボタン(画面下部のバー)の文言を「新商品・メニューをチェック」「キャンペーン情報をチェック」など複数のテンプレートから変更可能です。

例えば、女性向けサービスなら明るいカラーにするなど、ブランドイメージに合わせた色使いで統一感を持たせましょう。フッターメッセージも目的に応じて変更できるので、デフォルトの「友だち追加」以外にユーザーが思わずタップしたくなる表現を選ぶと良いでしょう。

基本情報

店舗やサービスの詳細情報欄です。紹介文(概要説明)、営業時間、電話番号、住所、WebサイトURL、予約ページ、支払い方法、設備(席数やWi-Fi有無)など多彩な項目を設定できます。必要に応じて入力し、ユーザーが求める情報を過不足なく提供しましょう。

例えば、飲食店であれば営業時間・住所・駐車場の有無、ECサイトであれば問い合わせ先や配送ポリシー等、その業種に合った基本情報を盛り込みます。

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追加パーツの設定・変更方法

プロフィールには、基本情報以外にも様々なコンテンツブロックを自由に追加できます。

情報を追加する場合、プロフィールページ下部の「パーツを追加」ボタンをクリックします。

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追加できるパーツは以下のとおりです。

  • 自由記述:テキスト・画像・動画など任意の内容を配置。店舗からのお知らせやブランドストーリーを文章で載せることもできます。
  • お知らせ:最新ニュースや告知を一覧表示するパーツ。季節キャンペーンや休業日のお知らせ等に。
  • 最近の投稿(コンテンツ):LINEVOOMに投稿した最新の写真・動画を自動表示。SNS的なフィード要素で、フォロワーへのアピールになります。
  • アイテムリスト:メニューや商品情報をリスト形式で掲載。飲食店メニュー、商品カタログ、サービス料金プランなどを分かりやすくまとめられます。
  • クーポン:利用可能なクーポン情報を表示。ボタンのクーポンと組み合わせて、プロフィールから直接クーポン提示が可能です。
  • ショップカード:LINEショップカードの情報を表示。ポイント残高や特典内容をプロフィールで確認できます。
  • テイクアウト:テイクアウト対応メニューや注文方法、受取時間帯等の情報欄(飲食店向け)。
  • デリバリー・出前/宅配:配達対応エリアや受付時間などの情報欄。
  • よくある質問:FAQを最大10件まで掲載可能。ユーザーの疑問を事前に解消し、問い合わせ対応の工数削減につながります。
  • SNS:他のSNSアカウントへのリンクアイコンを表示。InstagramやX(旧Twitter)などを紐付けて、他チャネルへの送客ができます。
  • 感染症対策:新型コロナウイルスなど感染症対策の取り組みを表示。衛生面の配慮をアピールしたい施設向け。

追加したいパーツを選択して、「追加」を押すとプロフィールに追加されます。

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以上が、LINE公式アカウントのプロフィールに設定できる主な項目です。これらをうまく組み合わせることで、プロフィールページは企業・店舗に関する情報を網羅しつつ、ユーザーを適切な次のアクションへ誘導する役割を果たします。

プロフィール設定のポイントとコツ

プロフィールを作成・編集する際に押さえておきたい重要ポイントを、実践的かつ戦略的な観点から解説します。

1.ブランドの一貫性を保つ

プロフィールページは高度にカスタマイズ可能だからこそ、デザインや情報の一貫性が大切です。アカウント名・アイコン画像・背景画像・配色・文章トーンに至るまで、自社ブランドの世界観を統一して表現しましょう。

例えば、コーポレートカラーが青系の企業は背景色やボタンも青系でまとめる、カジュアルなブランドなら文言もくだけた口調にするなど、ユーザーがプロフィールを見た瞬間に「その企業らしさ」を感じられる工夫をします。

2.ユーザー視点で必要情報を網羅

ユーザーが知りたい情報をきちんと漏れなく掲載することが肝心です。せっかく友だち追加してくれたユーザーも、肝心の情報がプロフィールに無ければ離脱してしまいます。自社のターゲットが「どんな情報を期待してプロフィールを見るか」を想像し、項目を埋めてください。

たとえば飲食店なら営業時間・住所・メニュー、ECサイトなら返品ポリシーや問い合わせ方法、美容サロンなら施術メニューや予約方法、といった具合です。

特に営業時間や定休日、住所やアクセスなどは店舗ビジネスの基本情報として必須です。これらがプロフィールに明記されていれば、ユーザーはトークで問い合わせをするまでもなく欲しい情報を得られます。

また、プロフィールから各種サービスへの導線を用意することも重要です。予約ページやクーポン、通販サイトなどへのボタン・リンクを適切に配置し、プロフィールを起点にスムーズに行動できるようにします。

3.定期的な更新とメンテナンス

プロフィールは一度作って終わりではなく、常に最新・正確な情報にアップデートするよう心がけましょう。営業時間の変更や新サービスの開始、キャンペーン情報などが変わった際は速やかにプロフィールも修正します。古い情報のままだとユーザーに誤解を与え、信用低下に繋がりかねません。

また、プロフィールの充実度やユーザーの反応を定期的にチェックし、改善を重ねることも大切です。例えばプロフィール経由でアクセスされる頻度(LINE公式アカウントの分析機能で「プロフィール表示回数」などが確認可能)や、設置したボタンのクリック数をモニタリングしましょう。

反応が薄い場合はレイアウトを変えてみる、情報量を増減してみる、目立つ画像を追加するなどのPDCAを回します。プロフィールは運用状況に応じて進化させるものと捉え、常にベストな状態を目指す姿勢が重要です。

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これらのポイントを踏まえてプロフィールを整えることで、ユーザーにとって使いやすく信頼性の高いLINE公式アカウントを演出できます。プロフィールは適当に済ませがちな部分ですが、細部まで戦略的に設計することで競合と差別化し、顧客との関係構築に大きく貢献してくれるでしょう。

まとめ

LINE公式アカウントのプロフィールは、友だち追加の前にも閲覧できる企業と顧客をつなぐ重要な接点です。

基本情報の設定から各種パーツの追加までしっかり行うことで、ユーザーにとって便利で信頼できる情報源となります。実際にプロフィールを充実させておくことで、ユーザーは必要な情報へすぐアクセスでき、来店や購入へのスムーズな誘導が期待できます。

LINE公式アカウントを既に運用されている方はもちろん、これから運用を開始する方々もぜひお困りごとがあればまずはご相談ください。

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