LINE公式アカウントのKPIは何を追うべきか?成果につなげる指標設定と改善策
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LINE運用
近年、塾・教育業界においてLINE公式アカウントの活用が増えています。
教育に対する関心は年々高まっており、学習塾は受講生・事業所ともに右肩上がりを続けている一方で、少子化・多様化するニーズへの対応や業務効率化などの課題は山積みです。
本記事では、塾、教育業界でのLINE公式アカウントの活用方法を解説いたします。なぜLINE公式アカウントが活用が増えているのか、メリットや成功事例を交えて紹介いたします。
Contents
塾・教育業界ではLINE公式アカウントの利用が増加しています。なぜ利用者数が増えているのか、メリットを紹介いたします。
生徒や保護者は日頃からメールよりもLINEを利用するようになっており、メールの開封率は下がっていますし、電話もかけられる時間や場所が限られています。そのため、生徒や保護者はLINEでの連絡を望む声も増えています。
LINEの利用者数は日本国内で9700万人(2024年3月末時点)と人口の8割が利用しています。
また、総務省の「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、LINEは全世代の利用率が約95%と主なSNSを抑えて1位という調査結果がでており、コミュニケーションツールとして浸透していることが伺えます。
生徒や保護者は日頃からメールよりもLINEを利用するようになっており、メールの開封率は下がっています。
また、LINEはよく開かれるアプリである他、プッシュ通知が備わっているため開封率が高く、メッセージがすぐに開封されやすい傾向があるため、連絡手段として適しています。
LINE公式アカウントは、連絡手段としてだけでなく集客での利用も有効です。メッセージの一斉配信によるキャンペーンの送付だけでなく、集客につながるさまざまな機能を有しています。
続いて、LINE公式アカウントの機能が、実際にどのように利用されているかを紹介いたします。
塾・教育業界でのLINE公式アカウントの活用方法をご紹介いたします。
LINE公式アカウントのチャットは、ユーザーと1:1でやりとりをする機能です。塾、教育業界では、生徒や親との連絡手段として活用されています。
例えば、生徒には授業に対する質問の受付などに利用することで学習のフォローができます。また、保護者には出欠の連絡や学習状況の報告に利用するなどして、塾に対して安心感や信頼感を持ってもらいやすくなります。
メッセージの一斉配信は、LINEの友だち登録しているユーザーへメッセージを一斉に配信する機能です。災害時や事故発生時などの緊急時の連絡手段としても活用できます。
絞り込み配信は、特定のユーザーに絞ってメッセージを配信する機能です。ユーザーニーズや条件に合わせたメッセージを送ることができるため、入会率の改善などに活用できます。
例えば、以下のようにメッセージを絞り込むことができます。
ステップ配信は、事前に指定したタイミングに合わせてメッセージを自動で配信する機能です。例えば、友だち登録の1日後に受講コースの紹介、2日後にお客様の声を配信、1週間後にキャンペーンの案内を送り入会を促すという使い方ができます。
自動応答メッセージは、ユーザーからの連絡があった際にあらかじめ設定したメッセージを自動で返信する機能です。
例えば以下のような使い方ができ、ユーザーの利便性向上や不安の払拭などができるようになります。
リッチメニューは、トーク画面下部に固定表示される画像付きのメニューです。画像をタップした際のアクションとしてリンクなどを設定できます。
例えば、以下のように活用されています。
上記のように、リッチメニューを活用することで入会率や体験入学率の向上などの見込むことができます。
塾・教育業界でのLINE公式アカウント活用の成功事例を紹介します。
導入背景:一人ひとりに合わせたコミュニケーションの実現と業務の効率化
学習塾を運営する株式会社浜学園は、講師が生徒や保護者とコミュニケーションをとり、生徒に合わせた講座を案内する体制を整えています。保護者から気軽に相談してもらえる体制を作るために、LINE公式アカウントを導入しました。
「塾がお休みのタイミング」「講座の時間」など、よくある質問に対しての回答は、リッチメニューのFAQなどから問い合わせてもらうことで自動応答メッセージで回答したり、適切なサイトへのリンクに案内したりと欲しい情報がすぐ見つかるように設定しています。一方で生徒の習熟状況や進学相談などは、個別メッセージでやり取りしています。質問内容にあわせて対応方法を変えることで、スタッフ数が限られていても業務の効率化に成功しています。
導入背景:LINEを活用して若年層にリーチするため
英会話スクールをはじめ、様々な教育サービスを運営している株式会社ECCでは、若年層にもリーチしていくために、ユーザー数が圧倒的に多いLINEを導入しました。友だちの属性情報の収集や、セグメント配信で語学への興味があるユーザーに訴求するために、LINEの運用・活用ツールである「Mico Engage AI 」を利用しています。
運用している他のSNSアカウントでは、クリック率が1%未満のなることも多いなか、LINE公式アカウントを活用したキャンペーン配信はクリック率が5%~10%、読み物などライトな配信は20%〜25%、英語クイズに関する配信は平均35%程度と高いクリック率となっており、訴求力の高さを実感しているといいます。
導入背景:生徒や保護者への連絡の効率化
首都圏を中心に学習塾を展開する株式会社市進ホールディングスでは、小学校低学年向けのオンライン教室を運営しています。これまで塾からのお知らせやスケジュール等は電話や紙を使っていたため、スタッフの負担が多くなっていました。
そこで保護者世代の30代~40代の利用率が高いLINE公式アカウントを導入。LINE公式アカウントからお知らせすることで、塾からのお知らせをいつでも確認できるようになったと保護者からも好評を得ています。またLINE活用・運用ツールの「Mico Engage AI 」を導入し、友だち登録者へのセグメント配信やアフターフォロー、保護者とのやり取りや成績の管理などを一元管理したことで、スタッフの業務効率化につなげています。
LINEは生徒・保護者世代の利用率が90%以上を超えるSNSのため、LINE公式アカウントを塾運営など教育業界で活用することで、スタッフの業務効率化や利用者の満足度向上につなげることができます。保護者とのやり取りを電話や紙でおこなっているなど、対応の効率化を図りたい塾経営者の方は、ぜひLINE公式アカウントを活用してみてはいかがでしょうか。
塾、教育業界でもっとLINE公式アカウントを有効活用するならLINE拡張ツールがおすすめです。例えば、弊社が提供するMico Engage AI では、以下のようなことができるようになります。
また、弊社ではLINEのマーケティングツールを提供するだけでなく、コンサルチームが戦略立案からサポートします。ツールを導入するだけで終わらせず、塾・教育企業様の成果創出に向けて一緒に伴走するのが強みです。
1,100ブランド以上の導入事例を踏まえたご提案、浜学園様・ECC様をはじめとする多くの塾・教育業界での活用ノウハウを還元することができます。